2020年12月22日―25日、福建省文化旅遊庁と中国文化センター主催、創世紀株式会社(福建観光海外推進センター)、一般社団法人日本福建経済文化促進会、福華堂古美術共催の2021年福建省文化年・第一弾 閩の美—中国福建古代美術並びに文化観光展を中国文化センターで開催されました。

福建省の略称を「閩(びん)」という。福建省は中国の南東に位置し、古代海上シルクロードの始発地であり、中国の歴史上最も多くの中原の人々が南遷した目的地でもある。それにより、福建省は昔から独特な伝統工芸や伝統文化が発展してきた。2021年は1年にわたり福建省を紹介する福建省文化年を迎える。本展はその第一弾である。

展示会の内容は豊富で、歴史ある作品は古今の文化を含んでいる。福建省宋明清時代の建陽窯、漳州窯、平和窯、同安汀渓窯、徳化窯等の瓶、皿、椀、炉、盏、箱などの磁器、寿山達磨石彫、心啓作田黄の魚化龍の四方印章、楊玉旋田黄荔枝凍圓印章、範道生木彫金漆韋陀、蒲田竜岩木の根彫置物、張瑞図書法刻額、黄蘗即非如一書法と書法刻額、黄蘗煎茶道具など31点の古代美術品の他に、福建省の現代の地方工芸品である軟木彫、雅朗晶、油扇を展示し、福建省世界文化自然遺産を写真やパネルなどで紹介する。